年賀状について考える

1年お世話になった人に出す以外にも、滅多に会うことのない遠方に住んでいる友人、義理で出している年賀状など様々です。
仕事関係などはさすがに出さないわけにはいきませんが、プライベートな分については必要かどうか迷うことがあります。

インターネットで遠くの人ともリアルタイムなやり取りができるようになった今、必ず出さなくてはいけないとも言えず出すことにこだわることはありませんが、いきなり辞めるのも難しいです。当たり障りなく辞める方法はあるのでしょうか。

年賀状はまず日頃会える距離にいる人に書く必要はありません。
ですからいつでも会える、挨拶できる相手なら来年から年賀状という制度を廃止することにしましたと会うたびに宣言しておきましょう。

特定の誰かにだけ出さないのではなく、全ての人に対して義理のやりとりを辞めるということを宣言するのがポイントです。
理由も分かりやすく「もう出すのが面倒だから辞める」などシンプルに伝えると良いです。

意外と同じように面倒だと考えている人は多いですので、みんな賛成してくれる可能性は高いのです。
年末に住所を聞いてくる人は間違いなく出してきますので、もう最初に「出さないよ」ということを伝えます。

メールや封書で来年から出すのを辞めたと連絡しておく

またメールで連絡ができる相手なら12月の半ば頃までには、来年から出すのを辞めたと連絡しておくと安心です。
メールだとそっけないと思うのなら、封書で連絡します。

たまには手書きの文字のやりとりも新鮮に感じられるものですし、意外と手紙を受け取ることで喜んでも貰えます。
メールでも予約配信でメッセージカードなどが送れますので、大切な友人などにはあらかじめ元旦にメールが届くように設定しておくことがおすすめです。

12月後半だとすでに相手方は郵便局で出している可能性がありますので、早めに連絡するのがマナーです。
もしうっかり連絡し忘れて相手から来てしまった時には、年明けに寒中見舞いとして送る際に、辞めることを連絡しましょう。

年末で忙しくって連絡する暇がないという場合、その年だけは諦めて出すことも必要です。
さすがに無連絡でスルーするのは勇気が必要です。

その時、来年から出すのを辞めるということをしっかりと書いておきましょう。

もし理由を書き添えるのなら、年末は仕事が忙しくて毎回時間が割けないため、年齢も関係あるのなら文字を書くのが年々大変になってきたなど、誰にでも当てはまるような理由が良いです。

来年から新年の挨拶を控えさせていただくということを伝えるだけでも十分です。
間違っても義理でのやりとりをしたくないなど本音を書かないようにして下さい。

今回から年賀状を辞めたい場合はどうする?

連絡はしていないけれど、今回から年賀状を辞めたい時にはどうするべきでしょうか。
この場合には年明けに届いた分にのみ寒中見舞いとして返事を書きます。

そこで今回から送るのを辞めたことを伝えます。
人によっては届いた人にだけ年賀状を出している場合もありますので、自分に届いた分だけに連絡するのなら手間も少なくて済みます。

こういう相手こそ義理のやりとりなので最初から出す必要性を感じられません。
その代わりに、いつでも連絡できるようにメールアドレスやLINEのIDなども書き添えておくと、関係が途切れずに済みます。

年に1回以上コミュニケーションを取れるほうが、よほど良い関係を築けます。
自分が大切な人には、いつでも気軽に連絡を取り合えるようにしておいて下さい。

もともと義理で印刷済みの年賀状をやりとりするだけの相手なら、それ程気遣いすることもありません。
もう面倒だし、連絡手段も手紙しかないというのなら思い切って出さないという選択肢をしてみても良いでしょう。
相手も届かなければ、何となく状況を察してくれるようになります。

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