ウルティマオンラインの魅力について

2018年現在で20年以上続けているウルティマオンラインの魅力は、ゲームシステムの多くが現実の世界に似ている点にあります。
例えば他のプレイヤーに攻撃するとそのプレイヤーのHPを0にしたか否かに限らず、システム内でそれがカウントされていきます。

そして一定以上を超えるとNPCからの専用アクションや蘇生スキルを受けられなくなったり、自身のキャラクターネームが赤色になります。
このネームカラーは現実の世界の指名手配書の役目を担っており、特定エリアに行く事がシステム的に出来ない仕組みになっています。

この特定エリアに存在するルールが、ウルティマオンラインオリジナルのフェルッカルールとトランメルルールです。
フェルッカルールでは相手の合意を得ずともプレイヤーと対戦ができますが、トランメルルールの場合は相手の合意が必要になります。

これはエリア毎に指定されており、プレイヤーへの攻撃でキャラクターネームが変色している方はトランメルルールに接続できません。
ただしキャラクターネームはNPCの攻撃では変色しないので、トランメルルールエリアに行く事ができます。

その為プレイヤーの中にはNPCを意図的に倒して、特定アイテムの購入を邪魔するといった事を楽しんでいる方もいます。
これらの行為は違法行為ではなくウルティマオンラインが推奨している行為なので、ロールプレイの一環として多くの人を魅了している一部にもなっています。

ゲーム自体にも職業の固定概念が存在しない

この様にロールプレイを重視しているゲームなので、ゲーム自体にも職業の固定概念が存在しない点もウルティマオンラインの魅力の一つです。
キャラクター作成時に初期習得スキルを選択しますが、これ以外のスキルもキャラクターを育成する事で後から習得していけます。

ただしスキルカテゴリは一つの攻撃種に対して細かく分かれており、命中率や攻撃力等をバランスよく上げていかないといつまで経ってもモンスターを倒せない状況になります。

今ではインターネット上で多くの情報が開示されてはいますが、運営開始当初はインターネットのインフラも整っていなかった為手探りの状態でゲームをする状態でした。

この手探りをして自身で新しいコンテンツを開拓していく事が最大の面白みでもあるので、現在も多くのファンを獲得している状況になっています。
そして最もゲームの世界をハードにしたのがネームドモンスターの存在です。

ネームドモンスターの多くは倒すとレアアイテムを排出するので、やりこんでいるトッププレイヤーの中には何としても倒そうと意気込む方もいます。
なのでモンスターが沸く数時間前から付近で待機し、他のプレイヤーと取り合いになった場合は相手を戦闘不能に追い込む策を練る方も存在します。

ファンタジーの裏設定を知っているプレイヤーからの支持も獲得

また運良くモンスターに遭遇しても、最初に攻撃したファーストアタックユーザーにのみアイテムを排出するシステムがあるので、討伐してもアイテムが貰えない可能性もあります。

こういった平等ではなくゲームを楽しむ為の情報を握っているプレイヤーのみが楽しめる点もウルティマオンラインの魅力の一部です。
よってこれら情報を把握していないと初期キャラクター作成時から、どのモンスターも倒せない状況に遭遇する事もあります。

さらに世界観構築の面では実際に存在した王朝の名前等を使用しているので、ファンタジーの裏設定を知っているプレイヤーからの支持も獲得しています。

その中でもブリタニアのネーミングが有名で、これは現在のイギリスのグレートブリテン王国を元にした名前になります。
他にもガーゴイル等種族の生活を描いており、その設定を元にフェルッカルールとトランメルルールが設けられている場所もあります。

なのでファンタジー好きの方はウルティマオンラインを一度プレイしてみる事を強くお勧めします。

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